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お肌のはなし ~ 肌断食の効果とは?正しいやり方、メリット・デメリットについて ~

肌断食のお話をする前に、何歳からメイクをし始めたか思い出してみましょう。早い人なら中学生の頃には、ファンデーションやリップ・マスカラなどをつけ始めていたのでは?遅い人でも社会人になって『マナー』としてメイクをスタートしたのではないでしょうか?

メイクをすることで始めなくてはいけなくなったのは
そう、メイク落とすという手間です。

生まれてからメイクをするようになるまでは、皆さんも、肌の断食は普通のことだったはず。お風呂に入った後でも、お顔を洗った後でも、何もつける必要はなかったはずなのに、一日中メイクで覆われた肌を洗顔したあとに、「なにかつけなくては肌が乾燥するから」と化粧水やたっぷりのクリームでもう一度覆ってしまう・・・。
つまり、あなたのお肌は24時間365日、常に何かで覆われているという事になってしまっているのです。

INDEX

肌断食の効果とは

そもそも肌断食とは、化粧品にたよるのではなく、自分の肌の力を最大限に生かして、健やかな肌をつくるための美容法です。乾燥や肌荒れをガマンしてお化粧やメイクをやめることではありません。

肌には『排泄器官』としての重要な働きが備わっています。不要なものを排泄しなくては、しっかりと働ける肌にはなりません。汗・皮脂・汚れなどを排泄しやすい環境にするためには、まずは肌の上に何もつけていない時間をつくることが必要です。これが、肌の断食をするということなのです。

肌断食で期待できる効果

肌断食で期待できる効果には色々あります。

■ターンオーバーの正常化
皮膚呼吸が妨げられて乱れてしまっているお肌のサイクルを正常にすることができます。
ターンオーバーが正常になることでクスミの軽減や、角化異常でおこるシミ・ニキビや毛穴詰まりにも効果を感じることができます。
■肌機能の活性化
化学的な物質が肌の上に乗る時間が減るだけでも、肌にとってはメリットが大。
鈍くなっている肌のセンサーも肌断食によって活性されるので、いいもの・悪いものを見分けることができるようになります。
■毛穴トラブルの軽減
毛穴トラブルの大きな原因は、化粧品の油分や、汚れの排泄が悪く残ってしまっているから。
なにもつけないことで、毛穴が塞がれる時間は劇的に少なくなるので、トラブルも減ります。
■乾燥の軽減
つける→取り除く→取りすぎて乾燥する→だからつける・・・
の繰り返しの場合、乾燥の悩みは永遠に続きます。
つけない→取り除くものも最小限→乾燥に合わせて自分のお肌を自力でコントロールできるようになる→だからつけなくても大丈夫・・・ができるようになれば、こんなにラクな事はありません。

肌断食のやり方

肌断食のやり方ですが、いくつかの方法があり「自分に合ったやり方は」を選ぶことが大切です。以下の3つの方法から自分に合ったやり方があるか参考にしてみましょう。

1)一切のスキンケアをしない肌断食の方法
2)スキンケアを最小限にする肌断食の方法
3)夜だけ何もつけない肌断食の方法

1)一切のスキンケアをしない肌断食の方法

完全にスキンケアをやめる肌断食の方法は

■メイク
全くしません
■日焼け止め
全くしません
■洗顔
お湯・水のみでの洗顔
■保湿
乾燥がひどい場合はワセリンのみ使用可能

という方法です。

このやり方は、今までしっかりとスキンケアをしてきた人にとってはかなりの勇気が必要です。
化粧品を断つという強い決断がないとなかなかスタートできないかもしれません。
また、乾燥時に使用するワセリンにも油分がありますので、塗ってそのまま日焼けをするような場所に行くこともおススメできません。
そのためこの方法は、化粧品を使用できないほど肌に違和感を感じる人・化学的なものから離脱したい自然派の人・逆にあまり外出する機会が少ない人向けだと言えます。

2)スキンケアを最小限にする肌断食の方法

スキンケアを最小限にするソフトな肌断食のやり方は

■メイク
つけてもつけなくてもいい
■日焼け止め
できれば洗顔だけですぐに落とせるぐらいのものが好ましい
■洗顔
メイクの度合いによって考慮
■保湿
アイテム数を減らして、化粧水とクリームだけなどにする

という方法です。

シンプルに最小限にする方法ですが、24時間365日なにかしらつけていることには変わりはありませんので、肌断食という観点からすると違うかもしれません。
肌断食をしてみたいけど勇気が出ない方などは、一度シンプルにして、こうした方法で、一旦、様子を見るのもいいかもしれません。

3)夜だけ何もつけない肌断食の方法

夜だけ何もつけない肌断食のやり方は『夜だけ美容断食』という方法です。
日中は通常通りにメイクOKですが、夜の洗顔後は何もつけない。という、肌断食の中でも働く女性にとっては、いいとこどりができる方法なのではないかと思います。

■メイク
朝はしっかりとスキンケアすることをオススメ。
紫外線や外気に直接皮膚がさらされると、男性のようにバリア機能が発達して強くてもゴワゴワした肌になってしまいますので、メイクをつけて外出するように推奨されています。
■日焼け止め
代謝サイクルが整った健康な肌は、日焼けをしてもきちんと元に戻ります。肌を疲れさせる強い日焼け止め剤は美肌には考えものです。
夜の美容断食をして肌が整うと、日焼け止め剤が必要ないと感じる場合も。日傘や・防止を活用するのも一つの方法です。
■洗顔
夜の就寝前の洗顔がポイントです。
洗顔料に含まれる保湿剤などが肌に残ることで時間とともに乾燥を感じますので、肌の上に油分や保湿分を残さないように、あえて昔から作られている100%石鹸素地のシンプルな石鹸を泡立てて、牛乳をティースプーン一杯を加えた洗顔料で洗います。
(夜だけ美容断食用に開発されたW洗顔用のクレンジングなどもあります。一回でメイク落としと洗顔ができ、洗顔後何もつけなくても乾燥しにくいので、おススメです。)
■保湿
夜の保湿は不要。洗顔後の肌のpHはアルカリに傾いて乾燥しやすくなります。これを通常の肌pH弱酸性に戻すのに化粧水やクリームをつけていると思いますが、人間には『アルカリ中和能』という肌機能が備わっており、化粧水をつけなくても自力で戻すことができます。この働きが肌のターンオーバーの促進や、免疫機能アップにも作用します。

肌断食の効果がでるまでの期間は?

肌断食の効果が実感できるまでの期間は、美容法や肌質によってももちろん違いますが、もともとシンプルなスキンケアをしていた人のほうが、比較的スムーズに肌が慣れてくるようです。

翌日に劇的に変化するという事はありませんが、日々の肌の変化を意識するようにすることも大切です。
『くすみが出なくなった』『乾燥を感じなくなった』『毛穴が汚れなくなった』『毛穴がひきしまってきた』などなど、肌断食をすると、本来の自分の肌の状態が戻ってきます。まずは土台を整えて、それでも足りない部分を化粧品の力を借りて補う事が、本来のスキンケアの目的です。

肌断食の注意点

自分の肌は自分が一番よくわかっているはずです。『あームリをしているな・・・』と感じるぐらいガマンをするのなら、方法や使用しているアイテムが間違っているのかもしれません。『これなら、一生続けられる』ご自分に合った肌断食を選びましょう。

体調の良い時に開始する

新たに肌断食を始める場合、最初は、体調がいいときを選んで始めるようにしましょう。体調が悪いと、ちょっとした習慣の変化が原因で肌荒れを起こしてしまうこともあります。
そのために、本当は自分にピッタリのスキンケア法であるにもかかわらず、自分に合わないという誤った判断をしてしまうかもしれません。

肌に異変を感じたら、段階的なやり方に戻す

例えば、オイル系のアイテムをたっぷり使用していた方が突然なにもつけなくなると、肌がついていけずに乾燥に耐えられないという事が考えられます。その様な場合は、少しずつアイテムを減らしていく段階的なやり方にするとよいでしょう。
まずはオイル系をやめる→慣れたら美容液をやめる→クリームをやめる→化粧水をやめるというようにお肌を慣れさせるという方法も一つです。

ここまで、肌断食についてのイメージができましたでしょうか?
肌断食をすることの最大のメリットは、肌本来の働きが戻ってくることです。
その結果として、過剰過ぎたスキンケアが不要になり、自分の肌にとって本当に必要なスキンケアアイテムは何か?を自然とわかるようになってきます。

そして、肌断食を自分のものにできれば、色々とつけていた時よりも美肌が手に入ると言われています。
より美しいお肌づくりの美容法として肌断食を活用していただけるよう、ご自分にあった方法を見つけてくださいね。

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