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お肌のはなし ~ 顔のテカリとベタつき。皮脂の過剰分泌の原因と改善のためのスキンケア対策 ~

顔のテカリやベタつきが気になる。皮脂の過剰分泌がもたらすこの肌悩みは、脂性肌の人だけのものではありません。鼻の頭やおでこなどのTゾーンは特にテカリが目立ち、見た目にも清潔感のない印象になります。また、ベタついた肌は自分自身にとっても不快感を感じるものです。この悩みを軽減できるよう、肌がテカってベタつく原因と、その改善対策としてスキンケアで意識すべきことを解説します。

顔のテカリとベタつきは皮脂の過剰分泌が原因

顔のテカリとベタつきの原因は、皮脂の過剰分泌によるものです。皮脂は、肌表面の皮脂腺から分泌され、肌を守り、潤いを維持する役割を果たしますが、その分泌が過剰になると肌はテカってベタつきます。特に、顔のTゾーン、つまり鼻やおでこ周りは皮脂腺が多く、その働きも非常に活発です。テカテカのTゾーンに悩みを持つ人が多いのも、皮脂腺が活発な箇所であることも理由だと考えられます。また、ニキビも皮脂の過剰分泌が原因の一つですので、ニキビが発生する部位と顔がテカる部位が一致することはよくあります。

皮脂の過剰分泌が起こる肌状態

肌の表面は、皮脂腺から分泌される皮脂が皮脂膜となって覆われています。それがバリア機能となり、乾燥や摩擦、紫外線などの外部の刺激から守っています。しかしながら、外部からの刺激が強くなりすぎると、肌を保護しようとする作用が強化されるため、より多くの皮脂を分泌する肌状態になります。

また、加齢による変化をはじめ、過度なダイエットやストレスから来るホルモンバランスの乱れ、食生活の乱れといった、体の内側からの変化によっても、身体を守ろうとする作用が強化されるため、過剰に皮脂を分泌するようになるのです。特に脂性肌(オイリー肌)の人は、このような作用が働きやすい肌質であると言えます。

皮脂の過剰分泌によるデメリット

美肌維持の観点から見ると、皮脂の過剰分泌には、顔のテカリやベタつきだけない様々なデメリットがあります。

皮脂の過剰分泌によるデメリット

  • 顔のテカリ・ベタつき
  • ニキビの発生
  • 皮脂による毛穴の詰まりや開き、黒ずみなどイチゴ鼻の原因になりやすい
  • ファンデーションが浮きやすくメイクが崩れやすい

脂性肌(オイリー肌)の特徴

以上のような皮脂の過剰分泌によるデメリットは、特に脂性肌の人にとっては、ほぼ全てが当てはまるデメリットです。脂性肌は、肌の潤いと弾力に恵まれている反面、わずかな刺激でも皮脂分泌が過剰になりやすい特性を持っています。そのため、テカリ、ベタつき、ニキビ、毛穴の詰まり、メイクの崩れといった肌の問題が頻繁に発生しやすいのが特徴です。

また、年間を通し顔のテカリの悩みを抱え、加えて、暑い夏の季節には肌がベタベタする不快感が高まりがちです。

顔のテカリ・ベタつきの悩みは脂性肌だけの悩みではない

顔のテカリ・ベタつきの悩みは、脂性肌特有のものと思いがちですが、実際には肌が乾燥しているにも関わらず、テカる場合もあります。これは、肌内部の水分不足からくる肌への影響を防ぐために、バリア機能の作用として皮脂が過剰に分泌されるためです。
このように肌内部の乾燥も、テカリ・ベタつきの要因になるため、この悩みは必ずしも脂性肌の人だけの問題ではないのです。

自分の肌質への誤った認識が不適切なスキンケアの原因となる可能性も

肌表面がテカっている一方で、肌内部の水分が不足して乾燥している場合、その肌は通常、脂性肌ではなく混合肌(またはインナードライ肌)と分類されます。

混合肌の場合、肌表面の皮脂分泌が過剰であるため、自身が脂性肌であると誤解することがよくあります。こうした自身の肌に対する誤った理解は、本来の肌質とは異なるスキンケア法を選ぶ原因となり、肌トラブルを引き起こす可能性を高めます。そのため、自身の肌質を正しく認識することは、適切なスキンケアを選ぶ上で非常に重要です。

混合肌(インナードライ肌)のテカリ対策

混合肌のテカリは、主に肌内部の乾燥に起因していると考えられます。肌の内部が乾燥すると肌を保護するバリア機能が弱まるために、逆に強化しようとして過剰な皮脂分泌を促すというメカニズムが働くようになります。そのため、混合肌(インナードライ肌)のテカリ対策は、肌の乾燥を防ぎ適切な保湿ケアをすることが重要な対策となります。 ただし、肌内部の乾燥の要因は、加齢、ホルモンバランスの乱れ、食生活の乱れ、紫外線などさまざまです。そのため、生活習慣を振り返り、自身の肌の乾燥の原因を正確に特定することが大切です。

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顔のテカリ・ベタつきの原因となる皮脂の過剰分泌の要因

皮脂の過剰分泌が起こる理由はさまざまです。例えば、肌内部の乾燥(インナードライ)も皮脂の過剰分泌の要因です。そのインナードライ自体にも、それを引き起こす要因があります。つまり、インナードライの要因は、皮脂の過剰分泌の根本要因でもあるのです。それら根本要因のうち、主なものを挙げると以下のとおりです。

  • 加齢などによる変化
  • 紫外線の影響による肌の乾燥からの防御としての作用
  • 過度なダイエットやストレスなどからくるホルモンバランスの乱れによる、皮脂分泌のコントロール機能への影響
  • 食生活の偏りや乱れなど、生活習慣による要因
  • 不適切なスキンケアによる肌機能の乱れ

加齢などによる変化

加齢に伴い、肌のターンオーバー(肌代謝)の働きは衰え、肌の潤いに関わる物質(皮脂、天然保湿因子、角質細胞間脂質)が減少していきます。それら物質の減少は乾燥の原因となります。特に、天然保湿因子(NMF)と角質細胞間脂質は肌内部に存在する物質であり、その減少による肌内部の乾燥は、皮脂の分泌力がまだ健在な場合、過剰な皮脂分泌の原因となる可能性があります。
こうした加齢による肌の衰えは避けることのできないものではありますが、適切なスキンケアを心がけることで、ターンオーバーの働きを整え、肌の持つ本来の力を長く維持することは可能です。特に夜の就寝前のクレンジング・洗顔がポイントで、肌表面を清潔にして就寝することが、夜間の肌の働きを妨げずターンオーバーの働きの改善へとつがなります。このような、クレンジングや洗顔によって肌のリズムを整え、肌の状態を向上させるスキンケア方法に、ご興味のある方は、以下の情報も参考にしていただければと思います。

→与えない美容法:夜だけ美容断食とは

紫外線の影響による肌の乾燥からの防御としての作用

紫外線を浴びると肌の水分量が減少します。肌はそれ以上の乾燥を防ぐため、皮脂の分泌量を増やし、肌を守ろうとします。 紫外線対策として、日差しの強い日には、日傘や帽子などで直射日光を避けることを心がけるようにし、適切なUVケアを行うことが必要です。

→お肌のはなし ~UVケア(紫外線対策)は、エイジングケア(光老化ケア・自然老化ケア)~

過度なダイエットやストレスなどからくるホルモンバランスの乱れによる、皮脂分泌のコントロール機能への影響

皮脂の分泌量にはホルモンバランスが影響しています。このバランスが乱れが、皮脂の分泌をコントロールする機能に影響し、皮脂の過剰分泌などへとつながります。ホルモンバランスの乱れの要因は様々で、その中には自身でコントロールできるものもあります。例えば、過度なダイエットなどもホルモンバランスの乱れの要因ですが、こうした要因は、日ごろから過度になりすぎないように意識しておくことで、乱れを防ぐことが可能です。

ホルモンバランスの乱れの要因

  • 年齢の変化(思春期などの体の変化)
  • 生理周期
  • ストレス
  • 過度なダイエット
  • 睡眠不足
  • 運動不足

食生活の偏りや乱れなど、生活習慣による要因

日常の食生活も皮脂分泌に大きな影響を及ぼします。特に、揚げ物や肉類など脂質の高い食事や、スイーツやスナック菓子などのジャンクフードなどに偏っている場合は、要注意です。栄養バランスの改善に意識を向け、これらの食材を過度に摂りすぎないように心がけましょう。また、肉はビタミンB1が豊富な豚肉などを選ぶようにすることも一つの方法です。さらに、適度な食事量を守り、食事の時間を一定にし、過剰な飲酒を控えることも重要です。

不適切なスキンケアによる肌機能の乱れ

自分では適切なスキンケアをしているつもりでも、実際には正しい方法を誤解していたり、自身の肌質を正しく把握していなかったりすることはよくあることで、その結果、不適切なケアになっている場合があります。不適切なケアは、ターンオーバー(肌代謝)の乱れや、肌のバリア機能といった肌自身に備わっている機能を低下にもつながります。テカリやベタつきの悩みが解消されない場合、現在のスキンケアが肌機能の衰えの原因になってしまっている可能性と、皮脂の過剰分泌の原因に正しくアプローチできていない可能性があります。

  • 肌質に合っていないスキンケアアイテムの使用
  • メイクや皮脂などの汚れがきちんと落とせていない
  • 洗顔時の摩擦による肌への過度な負担

肌質に合っていないスキンケアアイテムの使用

自身の肌質を誤解していることが原因で、自分に合っていないスキンケアアイテムを使っていることは、珍しいケースではありません。例えば、混合肌(インナードライ肌)の人が肌表面がベタつきがちなことで、自分の肌を脂性肌(オイリー肌)と思い込み、保湿ケアの重要性を見過ごすことがあります。現在のスキンケアで肌悩みが解消しない場合、スキンケアアイテムを変えることが選択肢の一つですが、その際は、改めて自分の肌質を正しく理解した上で、自分に合ったスキンケアアイテムを選ぶようにしましょう。

メイクや皮脂などの汚れがきちんと落とせていない

スキンケアの基本は、洗浄、保湿、UVケアの3つですが、そのうち洗浄は非常に重要です。特に夜寝る前のクレンジングと洗顔は特別に重要で、肌表面にメイクや皮脂などの汚れが残ると、汗腺や皮脂腺を詰まらせる可能性があります。このことは就寝時に活発になる肌の排泄や分泌の活動を妨げ、健康な肌状態を維持する上では大きなマイナスです。

洗顔時の摩擦による肌への過度な負担

クレンジングや洗顔の際、肌をゴシゴシと強く擦るように洗うと、摩擦による肌への刺激が大きくなります。
この過度な刺激は、皮脂の過剰な分泌を誘発してテカリの原因になるとともに、肌のくすみや黒ずみなどの肌のトラブルの原因にもなるため、注意が必要です。そのため、クレンジングや洗顔料なども、過度に擦ることなく汚れが落とせる摩擦レスなタイプのものがオススメです。

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顔のテカリとベタつきを抑えるスキンケアのまとめ

ここまで見てきたとおり、顔のテカリ・ベタつきの悩みは脂性肌の人だけの悩みではありません。そのケアは、皮脂の過剰分泌を抑えることがポイントになります。皮脂の過剰分泌は肌を保護しようとする自然な反応ですが、その発生要因は生活習慣をはじめさまざまです。スキンケアの観点に絞ると、自身の肌質を正しく理解した上での正しいスキンケアを基本に、肌本来の力を強化し、内部の乾燥を防ぐ保湿ケアや、紫外線から肌を守るUVケアなど、肌の健康をサポートするアプローチが大切です。

特に肌本来の力の強化は、肌トラブルに強い肌をつくるだけでなく、若々しい美肌を維持するための鍵です。肌の自然な力を高めることは、正しいクレンジングと洗顔の習慣によって実現されます。この習慣により肌のターンオーバーが整い、活性化が促進されます。ここまでをまとめますと、肌のテカリ、ベタつきの悩みの対処するスキンケアは、以下の3つに整理されます。

・正しいクレンジング・正しい洗顔の習慣化による、肌本来の力の強化 ・肌内部の乾燥(インナードライ)を改善するための保湿ケア ・肌を乾燥から防ぐをUVケア

以上を参考に、顔のテカリとベタつきの悩みに正面から向き合い、健康で美しい肌の実現を目指しましょう!

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